保育方針
【生活による保育】
子どもの保育の前提は保育園が楽しいと感じることです。保育園では家庭と充分連絡をとり、子どもの生活リズムや離乳、排泄の自立など、子どもたちに無理のない様にすすめ、子どもらしく伸々と生活できる子に育てます。
【環境による保育】
子どもの発達は遊びによってなされることを前提にして、自由な自主的、自発的遊びを進めていきます。保育士もその環境の中に入り、遊び足りない子、遊びを盛り上げられない子の意欲を引き出し、同年齢の友だちや、異年齢の友だちとの遊びを広げていきます。
保育目標
- 明るくのびのびと育つ子
- やる気があり、思いやりの心を持てる子
- 自分で工夫して遊べ、たくましく育つ子
保育の特色
自然から学ぶ
自然に触れた遊び(土、砂、水、草花木、虫とり、雪等)…原体験を大事にします。
お天気の日は、保育教諭と一緒に太陽の光、さわやかな風を肌で感じながら近くの公園(中央公園、吉田川公園、北野西公園、すずらん公園、つつじ公園、第2公園等)に散歩に出かけます。 自然の持つ教育力‐好奇心、探究心、解放感、すがすがしさ等を大いに活用しながら、遊ぶ場所、時間、仲間を得て、思う存分遊び込みます。 車社会の現代、「歩く」経験を大切にして、体力の向上と足腰の鍛錬を目指します。
薄着、裸足保育…強く柔軟な体
1年を通し、薄着と裸足保育を実践し、遊びも運動も裸足で行っています。足裏の神経への刺激が脳の発達を促すと言われています。また、足指にしっかり力を入れて走ったりさまざまなな運動をすることによって土踏まずの形成を促します。
体を動かして遊ぶ楽しさの経験…やる気とがんばり、動ける体
保育教諭や友達と一緒に身体を使って「楽しく遊ぶ」「たくさん遊ぶ」中で、色々な身体の動きを無理なく身につけ、次に挑戦する心と体を育てます。
絵本の読み聞かせ…感動と思いやりの心
子どもたちは、大好きな保育教諭から繰り返し絵本を読んでもらうことで、絵本の面白さ、楽しさを味わいます。
そして、保育教諭や友達と同じ一冊の絵本の世界を共有し、心を通い合わせる楽しい体験をします。絵本を通して「想像力」「集中力」「言葉や文字に対する興味」を引き出し、感動や思いやりの心を育んでいきます。 ※『杉の子保育園親子文庫』絵本の貸し出しをしております。
異年齢の(3・4・5歳)クラス編成…優しい心、助け合いの気持ち・自信
年齢差がある集団の中で、子ども同士が互いに、思いやり・助け合い・自信/自尊心を持ち健やかに成長、発達することを願い3・4・5歳児の異年齢グループ活動を行っています。
お互いをごく当たり前のように受け入れ、認め合って共にいい関係でつながっていけるよう育みます。
英語であそぼう…異文化に触れ、お互いに尊重する心
外国人講師との遊びを通して、異文化に触れ、講師や英語に親しみ、身近に感じながら、簡単なコミュニケーションに取り組んでいます。 (5歳児以上)
伝承遊び…世代間の交流、脳の活性化と集中力
お正月明け、地域の年配の方たちと交わりながら日本古来の伝承遊び(お手玉、あやとり、けん玉、こま、おはじき、竹馬、はごいた等)に触れて楽しみます。
練習を重ねたり、友達に刺激を受けたりしながら、むずかしいワザに挑戦する姿が見られます。子どもたちの中でしばらくの間、そのあそびが広がっていきます。